年間1500億円の利用費に悲鳴? MicrosoftとMetaがClaude利用を「急激に減らした」ワケ(1/3 ページ)
米Microsoftと米Metaが、米AnthropicのAI「Claude」の社内利用を大幅に縮小させている。Microsoftは年間10億ドル超に達する勢いだった社内利用費を3割以上(3分の1超)を削減し、OpenAI製モデルへの誘導を強化。Metaも利用者が約3万人に半減し自社製ツールへの移行を進める。背景にあるのは高騰するAI利用料の抑制と自社製モデルの育成だ。IT大手のコスト防衛と自前化の最前線に迫る。
米Microsoftと米Metaが、米AnthropicのAI「Claude」の社内利用を大幅に減らしている。
Microsoftは年間10億ドル(約1500億円)以上に達する見込みだった社内利用費を3割以上(3分の1超)を削る方向に転換した。MetaでもAIプログラミング支援ツール「Claude Code」の利用者が約6万人から約3万人に半減した。米テクノロジー専門メディアのThe Informationが10月5日、社内資料や関係者への取材をもとに報じた。
両社がClaudeの利用を減らしている主な理由は、膨らみ続けるAI利用費を抑えることと、自社開発のAIモデルや提携ツールへの移行を進めることにある。
Microsoft、社内利用費の3割超を削減
Microsoftでは2026年5月時点で、社員が利用するClaude関連の費用が年間10億ドルを超えるペースに達していた。その後、幹部が利用抑制を指示し、年間支出の見込み額を3割以上(3分の1超)を削減させたという。
同社は社員に対し、Claude Codeなど外部のAIツールを直接利用するのではなく、自社の「GitHub Copilot」を優先して利用するよう求めている。GitHub Copilotでは複数のAIモデルを選択できるが、自動選択の場合は多くのケースでOpenAI(オープンAI)製モデルが使われる。
MicrosoftはOpenAIとの商業契約により、OpenAI製モデルを利用する際の追加費用を抑えられる仕組みを持つ。このため、ClaudeからOpenAI製モデルへの切り替えには大きな経済的利点がある。
© エクサウィザーズ AI新聞
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