フランクフルトモーターショー!「ポルシェ編」+D Style モテるクルマの選び方(2/2 ページ)

» 2007年10月23日 13時14分 公開
[今井優杏,ITmedia]
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カイエンGTS&カイエン・ハイブリッド


photo NAカイエンの最高峰、GTS。従来モデルよりもさらに若い層に支持されそうなスポーティさ

 最後はNAカイエンのトップモデルとなる、カイエンGTS。4.8リッターの水冷V型8気筒。ターボには設定されていないMTや、メカ・スプリング式サスペンションとPASM(電子制御可変減衰力ダンパー)の組み合わせによって、より走りに特化したモデルに仕上がっています。


photo GTSのリアビュー

 これにより、カイエン・ターボとカイエンSの中間に位置づけされながらも、カイエンシリーズで最もスポーティなモデルとされました。また、カイエンSよりも20馬力の出力アップを図っていることから、ダイナミックな走りを楽しみつつ、普段のシティユースでは余裕のある加速が楽しめるでしょう。

 24ミリ低く造られた車高に21インチのタイヤにより、外観もエレガントというよりはリッチ・スポーティ。より躍動感あるスタイリングに仕上がっています。


photo カイエン・ハイブリッドの展示モデル。あらゆるところがスケルトンになっていて、構造が見られる仕組みになっています

 しかし、カイエンといえばこのGTSよりもカイエン・ハイブリッドに興味をお持ちの方もたくさんいらっしゃるのではないでしょうか。会場にはまさに「ガラス張りの」開発を行うカイエン・ハイブリッドが展示されていました。

 このハイブリッドシステムは、フォルクスワーゲン、アウディと共同開発をするもの。3.5リッターV6エンジンンと6速ATのあいだにモーターを挟みこむ方式を採用しています。


photo 同じくインテリア。普段乗っていて意識することはなかなかないですが、こうやって裸になっていると改めてその配線や機器類の多さに驚きます

 このカイエン・ハイブリッド、2010年の市販化を目指すそうで、2009年のフランクフルトショーにはその全貌が明らかになるでしょう。ポルシェのフィーリングにディーゼルはマッチしない! と、欧州にあってディーゼルを採用してこなかったポルシェの目指すハイブリッド。

 どういった乗り味になって市場投入されてくるのか、今から楽しみでなりません。


photo ブースに展示されていたポルシェ・デザイン エディション1のケイマンS。ブラックのボディに同じブラックのつや消し塗装でラインを入れるオトナのやんちゃさがクールです

 怖いくらいに「走り」に固執するポルシェのことですから、有り余るドライビングプレジャーをも提供してくれることに、期待をしたいものです。


photo プレスデーで取材中に頂いたカプチーノには、ポルシェのチョコレートが付いていました。持って帰りたい! と思ったほどのかわいらしさ

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筆者プロフィール

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今井優杏(イマイ ユウキ)

2006年にレースクイーンを引退し、レースを通じて知ったクルマの素晴らしさを伝えたい! とモータージャーナリストに転身。また、MCとしても、モータースポーツ関連イベントを中心に幅広く活動中。
愛車はFIAT・バルケッタ(赤)。ラテンのクルマを愛する情熱系。
クルマは所有も運転もJOIA(喜び)。もっと楽しみましょう!!


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