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» 2008年10月29日 23時14分 公開

目で、肌で楽しむスピーカー ケンウッドの“モーフォニクス”空間+D Style News

抱き枕ならぬ“抱きスピーカー”も登場?――ケンウッドが提案する“五感で楽しむ音響空間”を体験してきました。

[山田祐介,ITmedia]
photo 会場の様子

 ケンウッドと同社子会社のケンウッド デザインが、10月30日〜11月3日まで開催されるデザインのイベント「DESIGNTIDE TOKYO 2008」に出展する。展示場所は、表参道にある商業施設「ジャイル」の3階「ギャラリー ホワイトルーム トウキョウ」だ。

 展示のテーマは「morphonics(モーフォニクス)」。変異を意味する“モーフ”と、音を意味する“フォニクス”の2つの言葉による造語だという。会場にはデザインアプローチの異なるスピーカーコンセプトモデルが3種類展示され、音と映像のインスタレーションが広がっている。

オブジェのような無指向性スピーカー「スクイーゾフォン360°」

photo スクイーゾフォン360°

 インテリアデザイナーのクラウディオ・コルッチ氏とコラボしたスピーカー「スクイーゾフォン360°」は、同氏のデザインしたオブジェ「スクイーズランプ」のフォルムをベースに製作された。砂時計のようなフォルムが特徴的なこの作品、中央部分が肉抜き加工されており、その内部の上下にはスピーカーユニットが、ボディー底部にはウーファーが設置されている。

 しっとりとした印象の外装にはキッチンシンクなどに利用される素材“コーリアン”が使われた。スピーカーのキャビネット自体は別の素材で構成されているが、重量があり不要な振動を抑えるコーリアンは、キャビネット素材としてもおもしろいとのこと。


photo 反響板で音を部屋全体に広げる

 スピーカーには円錐型の反響板が向き合うようにセットされており、360度に音を響かせてくれる。通常のスピーカーのように2台セットのスタイルを前提としているが、幅450ミリ、高さは1870ミリとサイズは決して小さくないので、個人宅に置くとなれば、それなりのリビングスペースが必要になりそうだ。

肌で音を感じる――「ハグ」

photophoto 「ハグ」。文字通り、思わずハグしたくなる丸っこい形が特徴

 ケンウッドのデザインチームが製作した、聴覚だけでなく“触覚”でも音楽を楽しめるスピーカーが「ハグ」だ。トレーナーというかパーカーというか……まるで服を着せられているかのようなルックスがかわいらしく、フレンドリーな印象を受ける。ボディーのほとんどがウレタン素材でくるまれていて、触れてみると、心地よい弾力に加え、低音に合わせて力強い振動が伝わってくる。

 ハグの内部にはフルレンジのスピーカーユニット2つに加え、低音の振動を感じさせるためのユニットが組み込まれているという。その名の通り、両手・両足で“抱き”かかえたくなるようなボディーは、丸くデザインされ、クッションのような雰囲気も。見て、触れて、新感覚の音楽の楽しみ方が味わえる。

おもりで角度を調節――「ヌヴォラ」

photo 「ヌヴォラ」。ブルーの照明も手伝って、船のような優雅な雰囲気

 シーリングスピーカー「ヌヴォラ」も、ケンウッドのデザインチームが手がけた作品。シーリングといっても、天井に埋め込まれているというよりは、“つるされている”と表現した方がいいだろう。ほかの作品と同様に、一見するとスピーカーとは分からないオブジェのようなルックス。スピーカーを支え、バッフルの役割を果たすボード部分には、コーリアンが素材として採用された。ちなみに、天井とボードとをつなぐコードは、電源コード。照明と同じように天井の引掛シーリングから電源を供給できるのだ。さらに同社のワイヤレスユニット「SLG-7」を利用しているため、スピーカーコードも不要と、スッキリした見た目がよけいにスピーカーらしからぬ雰囲気を放っている。

photo 写真の左側がスピーカーユニット、右側がおもりとなっている

 このスピーカーで面白いのが、おもりを使ったスピーカーの角度調節機構だ。ボードの片側におもりが設置されていて、重さを調節することでボードの角度が変わる仕組みになっている。個人のリビングはもちろん、カフェや美術館といったパブリックな空間に似合いそうなスピーカーである。

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