刈谷木材工業のブースに参考展示されていたインテリアの参考出品は、ホワイトアッシュ材を利用した作品が展示されている。中でも、シンプルな曲線によって軽やかな美しさが表現されているロッキングチェアに目が留まった。細部を見ていくと、有機的なひねりの曲線が施されたレッグ部分など、アクセントが随所に効いている。
ロッキングチェアとセットで展示されている照明付きテーブルは、照明のフレームにも木材が使用されている。乾電池駆動のためコードはなく、スッキリした見た目を実現した。ただ、現状では5〜7時間で“電池切れ”となってしまうようだ。
スポーツブランドとしておなじみのナイキもブースを展開している。ナイキブランドの創始者の1人、ビル・バウワーマン氏をはじめとする開発者たちの情熱が、音声解説によってモデルごとに説明される。
1966年の「Early Cortez Sample」は、マラソンランナーのケニー・ムーア氏が軽いジョギングの最中に足の骨を折ったことから、バウワーマン氏が彼のシューズを分解し、徹底的に研究を重ねた結果生まれたシューズ。1週間ごとに試作品を改良し、試走距離は1500マイルを超えたというさまざまな分野で活躍するデザイナーとコラボレーションし、オリジナルのアートウォッチをラインアップする「NUTS COLLECTION」。プロジェクトが始まったのはなんと10年前。横尾忠則氏など著名なデザイナーから知る人ぞ知るアーティストまで、こつこつとコラボを実現し、現在は31本のウォッチがラインアップされている。価格はいずれも1万7850円だ。

最新モデルの「DIAL」は、ジャッキー・シャピロ(Jackie Shapiro)氏のデザイン。パフィーの2人が活躍するアニメ「ハイ!ハイ!パフィー・アミユミ」でキャラクターのトータルデザインを担当した人物だ。2つの黒い丸が時/分を示し、時間の経過とともに文字盤の模様もさまざまに変化するモデルはそれぞれ999本限定で販売し、売り切れてしまえばそこで販売終了。すでに、いくつかのモデルは販売が終了している。本当は売り続けたい人気モデルもあるそうだが、そこはこだわりを貫く姿勢だ。最終的には「99人のデザイナー」とコラボを実現することが目標だという。10年で31本――99本のコラボウォッチがズラリと並ぶ日は果たしていつになるか……楽しみである。
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