SuicaやPASMOを始め、ICカードのサービスはすっかり定着した感があるが、「時計やアクセサリーがICカード代わりになればいいなぁ」と考える読者も多いのでは? そんな未来を期待させる新作ウォッチが10月に登場した。それがスウォッチのスノーパス・ウォッチだ。
その名から分かる通り、スキーのリフト券として利用できるこのコレクションは、「スウォッチ・アクセス」と呼ばれるシステムを搭載し、REID(無線タグ)マイクロチップを内蔵。長野の開田高原マイアスキー場のリフト券として利用が可能なほか、そのほかのスキー場でも実施に向け調整を行っているという。
実はヨーロッパやアジア各国では同システムの導入が進んでおり、700以上のスキー場で利用されている。スイスではサッカースタジアムの入場券、さらに台湾では公共交通機関の乗車券としても利用されているそうで、日本での展開に注目したい。
ミラノ発のバッグや革製品のブランドとして、日本でも人気のオロビアンコ。1996年にジャコモ・ヴァレンティーニさん、エリサ・ロヴァティさんら2人のデザイナーによって設立された。その機能性、芸術性、耐久性を兼ね備えたアイテムは、男女を問わずファンが多い。
そんなオロビアンコが新たに腕時計作りに挑戦し、日本で展開することに。社長のヴァレンティーニさんは、子供のころに親戚の経営する時計修理工房で働いたことがあり、そこで見た時計の機能性と芸術性に心を打たれたという。
リリースされたウォッチコレクションは、将来的にベルト単体での販売を見込み、いずれもベルト幅が同じになっている。上質なイタリアンレザーはもちろんのこと、オロビアンコお得意の“変わった素材”を使ったベルトのリリースも検討中のようで、ファッションに合わせてベルトを付け替える楽しみを味わえそうだ。
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