本田技研工業は2月5日、5ドアハッチバックの新型ハイブリッドカー「インサイト」を6日より販売開始すると発表した。価格は189万円から。
1.3リッターのi-VTECエンジンとIMA(インテグレーテッド・モーター・アシスト)を組み合わせたハイブリッドシステムを採用。10・15モード走行で30km/L、JC08モード走行でも26km/Lという優れた燃費性能を持ちながら、1.5リッタークラス並みの安定したレスポンスと加速性能を発揮するとしている。トランスミッションは全グレードにCVTを装備し、「LS」グレードにはマニュアル感覚の走りを楽しめる7スピードモードを追加した。
新設計の薄型・軽量なDCブラシレスモーターを搭載し、エンジンは必要に応じて全気筒を休止する可変シリンダーシステムを取り入れた。バッテリーは1モジュールあたりの出力と耐久性を約30%向上させることで、搭載する本数を従来の11本から7本へ削減し、約31%の小型化と約35%の軽量化が図られている(シビック ハイブリッド 2006年モデルとの比較)。
また、実用燃費の向上を目指し、ドライバーの低燃費運転を支援するエコアシスト機能を全グレードで標準装備。エンジン出力やアイドルストップ領域などの各種設定を省エネモードに変更する「ECONモード」や、アクセルやブレーキの操作から“エコドライブ度”を診断し、スピードメーター背景色の変化によってドライバーに燃料消費状況を知らせる「コーチング機能」、さらに燃費運転をリアルタイムに採点し、成績を“リーフ(葉)”の数により画面上に表示する「ティーチング機能」を備えている。
エクステリアは「エアロアスリート」をコンセプトに、空気抵抗を低減したボディ形状を採用することで、Cd値0.28という優れた空力性能を達成した。フロントフェイスは同社の燃料電池車「FCXクラリティ」を踏襲したワイド感のあるデザインとなっている。
インテリアは、カラーや素材のコンビネーションによってハイブリッドらしさが表現されている。コックピットは上下2分割のメーター配置を採用し、ドライバーが確認する頻度の高い情報とそれ以外の情報を効率的に確認できる。またデジタル表示の採用によって近未来的な雰囲気も演出された。
グレード | トランスミッション | 価格 |
---|---|---|
G | CVT“ホンダマルチマチックS” | 189万円 |
L | CVT“ホンダマルチマチックS” | 205万円 |
LS | CVT“ホンダマルチマチックS”+7スピードモード | 221万円 |
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