ニュース
» 2009年03月23日 18時04分 公開

愛馬の毛が万年筆に? 2009年ペン・オブ・ザ・イヤー「ホースヘア万年筆」+D Style News

ファーバーカステルの最高峰万年筆「ペン・オブ・ザ・イヤー」から2009年モデルが登場。新作は素材にホースヘアを採用し、愛馬のたてがみや尾毛を利用したオーダーメード製品も受注する。

[小笠原由依,ITmedia]

 日本シイベルヘグナーは、ドイツの高級筆記具メーカー・ファーバーカステルの最高峰万年筆シリーズ“ペン・オブ・ザ・イヤー”から2009年モデルとして「ホースヘア万年筆」を発表した。年間限定製品で5月の下旬から販売を開始する。価格は28万5000円。

photophoto 「ホースヘア万年筆」

 ペン・オブ・ザ・イヤーは、同社の最高峰ライン「グラフ・フォン・ファーバーカステル」の中でも、もっともぜいたくな最高級モデルとして毎年発表される。希少価値の高い素材を軸に使うことが特徴の1つで、昨年利用されたサテンウッドを筆頭に、過去にはスネークウッドや琥珀、樹木の化石であるストーンウッドなどを採用してきた。

 今年の新モデルでは馬のたてがみや尾毛などのホースヘアを利用。ホースヘアは18世紀ごろから、いす張り用の素材として採用されてきた天然素材で、現在では加工の難しさや、その希少性から家具やアクセサリー、バッグなどの高級品で目にすることができるという。

photo

 加工の難しさが特徴に挙げられているホースヘアだが、今回はドイツのマイスター、ドリッド・ベルガー氏がホースヘアの加工を担当しており、手織りで約70本のホースヘアを1本1本織り上げていくという。天然素材を使用していることから、製品によって織物の色味が異なり、受注してからの生産であるため、納品までに3〜4カ月程度かかる。

 また、今年のペン・オブ・ザ・イヤーでは、馬主をターゲットに据えて、彼らが所有する馬の毛を素材に利用できるオーダーメード生産も行う。愛馬の毛を使った万年筆を制作、持ち歩くことで、馬主であることの名誉を生活の中でも実感できるかもしれない。制作には30センチ程度カットした馬の毛が必要で、完成品が手元に届くまでには9〜12カ月を要する。価格はベーシックモデルとは異なり、別途見積もりが必要。

 エンドキャップにはプラチナプレートが施され、シリアルナンバーが刻印された。ペン先はF(細字)、M(中字)、B(太字)の3サイズ展開で、18Kバイカラーロジウムコーティングが施されている。オリジナルギフトボックスに入れて販売され、万年筆とホースヘアの品筆を保証する、ドリット・ベルガー氏の署名が入った証明書が添付される。

photo オリジナルギフトボックスに入れられた万年筆(右)
photophoto キャップ(左)とペン先(中央)

photo 橋本さんの作品を目当てに訪れた女性たちも多かった

 また、同モデルが展示される東京ミッドタウンのファーバーカステル旗艦店では、3月20〜4月19日までの間、「橋本シャーン展」を開催する。画家の橋本シャーン氏の作品を展示するイベントで、橋本氏がファーバーカステル製の筆記具を利用していることから実現した。1〜1.5週間で一部の作品が入れ替わり、展示されている作品を購入することもできる。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセスランキング
  • 本日
  • 週間

    Digital Business Days

    - PR -