ニュース
» 2009年04月02日 11時15分 公開

モエ・エ・シャンドンにぴったりなイタリアン&フレンチの饗宴とは?(2/2 ページ)

[吉岡綾乃,ITmedia]
前のページへ 1|2       

 シャンパンは食前酒として最初に少し飲むだけ、ということが多いが、この日は特別。食事中ずっとおいしいシャンパンをいただけるのだ。ブリュット アンペリアルは通常のフルートグラスで、ロゼ アンペリアルはチューリップのような形のプラスチックのカバーがついたグラスで供される。

モエ・エ・シャンドン ロゼ・アンペリアルは、ピノ・ノワールを使ったピンク色のシャンパン。750ミリリットルボトルに、写真のフラワーフリュートグラスを2本セットにした限定商品が4月1日から販売されている(1万2600円)

 デザートはマカロンだからフランス菓子(でも、パイナップルの角切りやマンゴーソースが添えられているあたりは東南アジア風?)、最後のコーヒーはイタリア式にエスプレッソ。このように、イタリアとフランスが交互に(時には混じって)出てくる構成になっていた。

「ホワイトチョコレートのマカロン グレープフルーツクリームとマンゴーソース」(左)、最後はillyのエスプレッソ(右)

 今回のスペシャルディナー企画は、モエ・エ・シャンドン迎賓館の専属シェフであるパスカル・タンゴ氏が来日したことで実現した。イタリア人であるマリオ氏と、フランス人のパスカル氏が2人で考えたからこそ、イタリア料理とフランス料理が融合したコースメニューになっているのだ。

 しかし改めて今思い返してみても、変わった料理が多い。イタリア料理(カルパッチョ、リゾット)&フランス料理(魚のソテーにバターソース、仔牛のソテー)は分かるとしても、なぜ和食っぽく鰹ダシ? と疑問に思ったのは、記者だけではないはず。しかし途中で客席に現れたメインシェフ、マリオ・フリットーリ氏と話しているうちに謎がちょっと解けたような気がした。

毎日満員になるような、明るくて楽しいお店にしたい

「マリオ イ センティレリ」のマリオ・フリットーリ氏

 マリオ イ センティレリはイタリア料理のレストランである。メインシェフのマリオ・フリットーリ氏はロンバルディア州生まれのイタリア人で、この店の前にはリストランテ・ルクソール(白金台と丸の内の2店舗)をオープン、共同経営していた人物だ。

 日本での生活が長く、非常に日本語も上手なマリオ氏(夫人は日本人なのだそうだ)は、「イタリア人と日本人は味覚が近い。日本人は、イタリア料理のおいしさが分かる」という確信を持っている。バターと鰹ダシのような、ミスマッチともとられかねない面白い味を思いつくのは、彼ならではのセンスといえるだろう。

 彼と話していると「食を通して、面白いことにチャレンジしたい。食べた人と一緒に楽しくなるようなことをやりたい」という情熱がヒシヒシと伝わってくる。マリオ氏が以前手がけていたレストラン、リストランテ・ルクソールは、客単価が2万〜3万円。「日本人はおいしいと価値を認めれば高くてもお店に来てくれる」という手応えはあったものの、「ワインと料理で1万円くらいの手頃な値段で、毎日客席が満席になるような賑やかで楽しいレストランをやりたい」という思いが強くなり、2008年夏にマリオ イ センティレリをオープンしたのだという。

 ちなみに、今回のスペシャルディナーは1万2000円。紹介したコース料理のほか、2種類のモエ・エ・シャンドンが飲み放題となっていた(参加者が1人1本飲んでも大丈夫な本数を用意したそう)。マリオ氏はレストランの通常営業以外にも、料理教室や“コラボレーションディナー”を、数カ月おきに行っている。今回は“モエ・エ・シャンドンに合う、イタリア&フレンチのスペシャルディナー”がテーマだったが、その前は護国寺のラーメン店「柳麺ちゃぶ屋」とのコラボレーションだったという。「ラーメンとのコラボレーションって、まったくメニューの想像がつかないなあ」と思いながら、記者は帰途についたのだった。

前のページへ 1|2       

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセスランキング
  • 本日
  • 週間

    Digital Business Days

    - PR -