富士フイルムが9月10日、「FUJIFILM X」シリーズのフラッグシップモデル、「X-T1」の新色、グラファイトシルバー エディションを発表した。「カメラがカメラらしい輝きを放っていた時代を彷彿させる質感を求めて」特別な塗装を施している。
X-T1 グラファイトシルバー エディションの外装は、塗装と焼き付けの工程を3回繰り返す多層塗装により、シルバーグレーのボディを実現。1コート目はマグネシウム製のトップカバーにマットブラックの下地塗装。2コート目は薄膜多層コート技術によるグラファイトシルバー塗装。そして3コート目はクリア塗装で、重厚感と高級感を表現した。
さらに、最新のファームウェアにより最高1/32000秒の高速電子シャッターが利用可能になっている。明るいシーンで開放F値付近まで絞りを開き、被写界深度の浅い写真を撮る際などに役立つ。またリアルタイム・ビューファインダーで、フィルムシミュレーションなどの撮影効果を反映させない「ナチュラルライブビュー」も搭載。光学ファインダーのように見たままの状態に近い表示が可能だ。このほか、富士フイルムの新たなカラーモード「クラシッククローム」にも対応。深みのある色合いと豊かな印影がモード切替で簡単に表現できる。
ブラックのボディも人気は高いが、グラファイトシルバーは少し黒みを帯びた銀色で、クラシカルな雰囲気のX-T1の魅力がより引き立つ。グラファイトシルバー エディション専用の高級本革ストラップ、アルミ製のホットシューカバーなども同梱する。
基本スペックはX-T1とほぼ同等で、マルチモード・ビューファインダーによる見やすいファインダや防塵・防滴性能、ダイヤルベースでのオペレーションなどは変わらない。
なお、12月にはX-T1の機能を大幅に強化するファームウェアアップデートを行うことも明らかにされた。このアップデートにより、以下の機能が新たに追加される。
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