NOOK Simple Touch――Barnes & Noble電子書籍端末ショーケース

往年の名機から最新のタブレットまで――古今東西の電子書籍端末をショーケース風に紹介する「電子書籍端末ショーケース」。ここでは、米書店大手Barnes & Nobleの電子書籍端末「NOOK Simple Touch」を取り上げる。

» 2012年06月06日 11時00分 公開
[山口真弘,ITmedia]

製品概要

 E Ink電子ペーパーを採用した、米書店大手Barnes & Nobleの電子書籍端末。

 タッチ操作用のカラー液晶をメイン画面の下部に搭載していた初代モデルと異なり、タッチ操作対応のメイン画面のみを備える。発売時点で200万点を超える豊富なコンテンツ数と、購入したコンテンツを最大14日間貸し出せる機能が特徴。OSはAndroidベースだが独自にアプリをインストールすることはできない。

 ラインアップはWi-Fiモデルのみ。日本では未発売であり、PDFのビューワとしての利用は可能だが、無線機能を国内でそのまま使うと技適マークがないことから電波法違反に当たる点は注意。なお本製品の発売に伴って従来モデルは「NOOK 1st Edition」と表記されるようになった。

スペックで見る「NOOK Simple Touch」

メーカー Barnes & Noble
国内発売時期 未発売
発売時価格 139ドル(現在は99ドル)
専用/汎用 専用
OS 独自(Androidベース)
OSバージョン 1.2.1
サイズ※最厚部 165.4(奥行き)×126.6(幅)×12.0ミリ
重量 約212グラム
解像度 600×800ドット
ディスプレイ 電子ペーパー(E Ink)
カラー/白黒 モノクロ16階調
画面サイズ 6インチ
通信方式 802.11 b/g/n
Bluetooth なし
内蔵ストレージ 2Gバイト
メモリカードスロット microSD
バッテリー持続時間(メーカー公称値) 3週間(Wi-Fiオン)/2カ月(Wi-Fiオフ)
タッチ操作 対応
対応フォーマット EPUB、PDF、JPG、GIF、PNG、BMP
コネクタ microUSB
電子書籍ストア Barnes & Noble eBookstore
そのほか 海外での発売は2011年5月
最終更新日:2013年5月14日

写真で見る「NOOK Simple Touch」

右60度傾斜外観本体を持った写真CDとの比較 黒を基調としたカラーリング(写真=左)/画面サイズは6インチ。従来モデルにあった操作用のサブ液晶は省かれた(写真=中央)/CD-Rとの比較。フォトフレームのような外観が特徴(写真=右)
単体正面左側面右側面 正面。ハードウェアキーボードも備えないため、画面サイズが同じKindle 3に比べると外見は非常にコンパクト。左右にはページめくりボタンを備える(写真=左)/左側面。ボタン・端子類は特に何もない(写真=中央)/右側面。microSDスロットを備える(写真=右)
上面底面裏面 上面。電源ボタンを備える(写真=左)/底面。microUSBコネクタを備える(写真=中央)/背面。中央部がへこんだ独特のライン(写真=右)
従来モデルと同様、画面下部の「n」のロゴはホームボタンの役割も果たす
メイン画面コンテンツ表示画面 ホーム画面。現在読んでいる本、履歴、おすすめなどが表示される(写真=左)/ライブラリ画面。条件による絞り込みやリスト表示も可能(写真=中央)/コンテンツを表示したところ。ページめくりはタッチ操作のほか、画面左右の物理ボタンでも行える(写真=右)

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