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» 2004年06月15日 12時50分 公開

富士通とSAP、基幹システムプラットフォームでグローバル協業を強化

富士通とSAP AG、SAPジャパンは6月15日、都内で記者発表会を行い、1996年から続くERPプラットフォーム分野でのグローバルの協業体制を強化すると発表した

[怒賀新也,ITmedia]

 富士通とSAP AG、SAPジャパンは6月15日、都内で記者発表会を行い、1996年から続くERPプラットフォーム分野でのグローバルの協業体制を強化すると発表した。富士通は、SAP向けに最適化したプラットフォーム「FlexFrame for mySAP Business Suite」(FlexFrame)を提供するとしており、SAPのNetWeaverとともに、3社が協力してERPをベースとする企業向けアプリケーションを、TCO削減を実現しながら顧客企業に提供していく。

 SAPジャパンの藤井清孝社長は、「企業のIT環境は従来から非常に複雑だったが、ここ最近は、システムをオブジェクト化し、疎結合な接続でシステムを構築するSOA(Service Oriented Architecture)という手法が主流になりつつある」と市場の動向について話す。これを実現するためのSAPとしての方法論がNetWeaverになる。

 一方富士通は、NetWeaverの異種システムとの接続性の高さを生かし、ハードウェアを含めたプラットフォームをSAPに最適化したFlexFrame for mySAP Business Suiteを提供する。

 FlexFrame for mySAP Business Suiteは、富士通の欧州における関連会社である富士通シーメンスコンピューターズが開発したSAPシステム専用プラットフォーム。ブレードサーバ、NASなどのハードウェアと、自律化、仮想化などの技術を統合し、パッケージ化したプラットフォームになっている。SAPのアプリケーションに対して、ハードウェアリソースを最適な形で動的に割り当てることができる。

 また、SAPも含め、一般にERPパッケージの導入は、混在するさまざまなシステム同士が連携することで複雑化することが多いが、FlexFrameにより、プラットフォームのレベルまでシステムがパッケージ化されるため、導入における複雑性も緩和できるとしている。

 両社は、FlexFrameプラスNetWeaverをベースに顧客の企業システムを構築することで、コスト効率の高いシステムを提案していく考えだ。

 具体的な取り組みとしては、「富士通NetWeaverソリューションセンター」の設立が挙げられる。また、提案シナリオの作成、相互接続性の技術検証、市場における共同マーケティングなども行うとしている。

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