HP、OpenViewの新ツールを披露

» 2004年06月16日 11時01分 公開
[ITmedia]

 米Hewlett-Packard(HP)は6月15日、モントリオールで開催のHP Software Forumで、管理ソフト「OpenView」シリーズの新ツール2種を発表した。IT関連の諸問題がビジネスに与える影響を読み取り、問題をリアルタイムで解決するのに役立つツールだと説明している。

 「HP OpenView Business Process Insight」は、企業のビジネス上の目的や優先事項に合わせてITリソースを振り分けるためのソフト。ITのパフォーマンスを財務データ的に表現することができる。例えば、ネットワークの不具合や、電子商取引で起きたレスポンスの低下による被害額を出すことが可能だとしている。

 「HP OpenView Route Analytics Management System」は、ポーリングを行わずにネットワークの振る舞いをリアルタイムに捕捉するツール。障害の特定と対応にかかる時間を最大80%迅速化できるという。

 HP管理ソフト部門ジェネラルマネジャーのトッド・デラフター氏は、「CIOにはビジネスとしてITを運用するための管理ツールが必要だ」とし、OpenViewの強化によってCIOがこうした管理を行って、「ITパフォーマンスではなく、ビジネスパフォーマンスを最大化」するような決断を、リアルタイムで行えるよう支援すると語っている。

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