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» 2004年06月28日 17時23分 公開

MediaLive、Comdexに続きJavaOneも失う?

米ラスベガスで開催予定だったCOMDEX 2004の中止を発表したMediaLiveが、今度はJavaOneの運営企業から外されたという噂が流れている。

[IDG Japan]
IDG

 Comdexの開催延期が主催者のMediaLive Internationalによって発表された翌日、今週開催される年次「JavaOne」カンファレンスに出展する企業の担当者がサンフランシスコへの旅行準備を進める中、MediaLiveが来年以降のJavaOneの運営企業から外されたという噂が流れている。

 Comdexを所有するMediaLive Internationalが今年の展示会を「延期」したというのは、トレードショウが好きな人にとっても嫌いな人にとっても大きなニュースだったが、その同じ週に、もう一つの巨大ハイテクショウも同社の手を離れる可能性があるとの憶測がサンフランシスコ湾岸地域を飛び交った。

 この噂は、Sun Microsystems(JavaOneの所有者)が、MediaLiveの企画によるJavaOneカンファレンスは今年を最後とすると決定したというもの。これにより、サンフランシスコを本拠とするMediaLiveは1週間で2つのカンファレンスを失った格好になる。

 JavaOneは1996年の初開催以来、MediaLive(旧社名はKey3Media)のポートフォリオの中で4つの主要なイベントかつ収入源の1つであった。同社にとって残りの3つの重要なショウは、先週延期されることになったComdex、そしてNetwork+InteropおよびSeyboldカンファレンスである。

 MediaLiveの経営幹部は、「IT製品を寄せ集めただけの、焦点が定まらない展示会としてComdexを続けるのではなく、2005年には企業のITユーザーを対象としたイベントとして同展示会を仕立て直すつもりだ」とプレスに説明している。

 しかしJavaOneはどうなるのだろうか。また(噂が本当だとすれば)、Sun MicrosystemsがMediaLiveを切り捨てることを決めたのはなぜだろうか。

 MediaLiveとSunに近い情報筋によると、MediaLiveは今年のJavaOneショウの入札でも、ほかの展示会企画会社に敗れた可能性があるという。

 JavaOneの新たな運営企業の名前は公表されていないが、その会社はIBMと近い関係にある企業で、同社のトレードショウを運営する目的で設立されたと言われている。「もしそうだとすれば、Sunは自社の年間スケジュールの中で最大のイベントを、同社とIBMの歴史的対立に終止符を打つために利用するつもりなのだろう」とIT展示会業界の内情に詳しい情報筋は話す。両社の対立は、IBMが設立した組織であるEclipseへの参加をSunがためらっていることにも表れている。なお、Eclipseは最近、名目上でも法律的にもIBMから独立した財団になった。

 Sunは恐らく、Microsoftと最近和解したように、IBMとの関係も修復することを決め、JavaOneの運営をMediaLiveから、IBMの技術カンファレンスを数多く手がけた企業に移そうとしているのだろう。これは、時価総額140億ドルのSunが、同社よりも遥かに大きな企業である時価総額1520億ドルのIBMに和解を申し出るための裏工作としては非常に効果的であるかもしれない。

 LinuxWorld.comでは、Sun、IBMおよびMediaLiveに対して確認あるいは反論を求めたが、現時点で3社から正式なコメントは得られていない。

 1週間で1つの展示会を手放すだけでも十分深刻なことだが、同じ週に2つも失う可能性はあるのだろうか。もし噂が真実であれば、JavaOneの初日となる6月28日にも正式な発表があるだろう。

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