ニッセイ基礎研究所と日本IBM、グリッドコンピューティングによる金融リスク管理システムを実用化

ニッセイ基礎研究所と日本IBMは、グリッドコンピューティングを利用した「リスク統合管理システム」を実用化し、「グリッド版『金融統合リスク管理ソリューション(仮称)』」を販売開始した。

» 2004年06月28日 20時53分 公開
[ITmedia]

 ニッセイ基礎研究所と日本アイ・ビー・エム(日本IBM)は6月28日、「グリッド版『金融統合リスク管理ソリューション(仮称)』」を販売開始したと発表した。

 このソリューションは、従来のUNIXサーバで不足していた処理能力の向上を目的に、両社が共同研究を進めてきたグリッド・コンピューティングによる「リスク統合管理システム」を実用化したもの。システムは、ニッセイ基礎研究所の「グリッド版リスク管理アプリケーション(仮称)」と、日本IBMの中核技術「金融グリッド・マネージャー(仮称)」構成する。

 価格は、グリッド版リスク管理アプリケーション(仮称)が最小構成で約2500万円からで、販売は日本金融システム研究所が行う。また、金融グリッド・マネージャー(仮称)の販売は日本IBMが行い、価格は個別見積もり。

 なお、ニッセイ基礎研究所では今後、IBMとの共同研究体制を拡大し、変額年金アプリケーションのグリッド化を進めていく計画だ。

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