Sun、Webサービス開発用SOA技術の「Project Disco」披露へ

» 2004年06月30日 08時51分 公開
[IDG Japan]
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 米Sun Microsystemsはサンフランシスコで開催のJavaOneカンファレンスで、コードネーム「Project Disco」と名付けたツール技術の試作品をプレビューする。これはサービス指向アーキテクチャ(SOA)で使われるWebサービスをビジュアルに開発できるツール。

 SunのWebサービスストラテジスト、マーク・ハプナー氏によれば、Project Discoは、高度な機能を備えたWebサービス開発を手掛ける上級の開発者を念頭に、インタラクティブなオブジェクトダイアグラムを使って、今自分のWebサービスがどうなっているかを把握するのを支援する。

 IBMやBEA Systemsなども最近SOAに重点を置いており、Project DiscoでSOAの導入に目を向けているユーザーをターゲットとすることで、Sunもこの流れに加わることになる。SOAではWebサービスといった技術を使って複数のサービスを緩やかに連携させ、アプリケーションとデータの統合ができるようにすることで、従来よりもITアーキテクチャの適応性を高めることが可能になる。

 ハプナー氏は6月28日、JavaOneでのインタビューで「Webサービスを大幅に導入しやすくするプロトタイプ技術を披露する」と語っている。SunではProject Disco技術を使った製品がいつ登場するのかは公表していない。

 「求められているのは、SOAアプリ導入のための地に足が付いた、実際的な一連の機能だ」と、Java Webサービス担当副社長、マーク・バウハウス氏は話している。

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