S/MIMEをWebサービスで、オレンジソフトが「S/Goma サーバー」開発

オレンジソフトは、SOAPインタフェースを採用し、サーバ側で電子メールの暗号化/電子署名を行うソフトウェア「S/Goma サーバー」を開発した。

» 2004年07月22日 21時40分 公開
[ITmedia]

 オレンジソフトは7月22日、既存のメールサーバやWebアプリケーションと連動し、サーバ側で電子メールの暗号化/電子署名を行うソフトウェア「S/Goma サーバー」を開発したことを発表した。

 一般に電子メールの暗号化を行うには、各クライアントに専用ソフトウェアやプラグインを導入する必要がある。このため、全社で一貫して導入することが困難であるだけでなく、ユーザーにとっての手間も大きかった。

 これに対しS/Goma サーバーは、クライアント側には手を加えず、サーバ側で一括してS/MIMEによる暗号化や電子署名を行う。暗号化処理に必要となる電子証明書は、LDAPサーバから取得する仕組みだ。これにより、メンテナンスの容易性を維持しながら、電子メールの保護を実現できる。

 最大の特徴は、暗号化処理の要求/応答にSOAPを採用しており、ソフトウェア自体がWebサービスとして動作することだ。これを利用し、「S/Goma サーバーとWebメールサービスやWebアプリケーションとを連動させることも可能だ。

 S/Goma サーバーの対応プラットフォームはWindowsのほかLinux、Solarisなどで、他にJ2SE Version 1.4.xとApache Tomcat、Apache Axis 1.1が必要だ。価格は100万円からとなっており、要望に応じたカスタマイズも行うという。

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