オサマ・ビンラディン氏の自殺写真と称し、実際にはトロイの木馬プログラム「Hackarmy」に感染したファイルをダウンロードさせようとする書き込みが横行している。
オサマ・ビンラディン氏の自殺写真と称し、実際にはトロイの木馬プログラム「Hackarmy」に感染したファイルをダウンロードさせようとする書き込みが横行しているとして、Sophosが7月23日注意を呼びかけた。
Sophosによると、首を吊ったビンラディン氏をCNNの記者が見つけたと称するメッセージが、インターネットの掲示板やニュースグループに多数掲載された。これが本当にビンラディン氏であるかどうかを米政府が確認中なため、この写真は公開されていないとメッセージでは説明、その写真ファイルがダウンロードできるとするWebサイトへのリンクが記載されていた。
しかし、実際にはこのファイルにはトロイの木馬が仕込まれており、外部からコンピュータを操作されてしまう恐れがあるという。
「ハッカーやウイルス作者はあらゆる手口を使って悪質なコードをダウンロードさせようとする。今回は一般の人の好奇心と、対テロ戦争関連のニュースへの関心に突け込んだ」と、Sophosの上級技術コンサルタント、グラハム・クルーリー氏は解説している。
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