日本オラクル、分散した顧客情報を統合管理するソフトを販売開始

日本オラクルは、「Oracle E-Business Suite」および他社製アプリケーションがそれぞれ管理している顧客情報を統合し、単一の顧客DBを構築するソフト「Customer Data Hub」を発表した。

» 2004年07月26日 21時57分 公開
[ITmedia]

 日本オラクルは7月26日、分散した顧客情報を統合管理するためのソフトウェア「Customer Data Hub」を販売開始したと発表した。

 Customer Data Hubを利用することで、同社の業務アプリケーション製品「Oracle E-Business Suite」が稼動するシステムや他社製アプリケーションが稼動するシステムにおいて、それぞれが個別に管理している顧客データを統合し、複数のアプリケーションが共有して利用可能な単一顧客データベースシステムを構築できるという。

 具体的には、データの追跡管理機能「Oracle Customers Online」により、統合されたデータと元データの連携が可能で、統合されたデータに変更があった場合も、元データに対してその変更を反映し、データの不整合を防止できる。

 また、「Oracle Data Librarian」により、複数顧客データベース内で存在する同一顧客情報に対しての重複チェックや、名寄せ、フォーマット統一など、データの品質管理を行えるため、データの品質管理を自動化でき、顧客データ管理における業務効率化実現できるとしている。

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