ソフォスは2004年上半期におけるコンピュータウイルスの報告件数トップ10を発表した。1位はSasserワーム。
ソフォスは7月27日、2004年上半期(1〜6月)におけるコンピュータウイルスの報告件数をまとめた「トップ10ウイルス」を発表した。
これによると、「W32/Sasser(Sasserワーム)」が、同社に報告された全ウイルスの4分の1以上を占め第1位となった。
| 順位 | 2004年上半期におけるトップ10ウイルス | % |
|---|---|---|
| 1 | W32/Sasser(Sasserワーム) | 26.1% |
| 2 | W32/Netsky-P(Netsky亜種) | 21.4% |
| 3 | W32/Netsky-B(Netsky亜種) | 11.0% |
| 4 | W32/Netsky-D(Netsky亜種) | 6.8% |
| 5 | W32/MyDoom-A(MyDoomワーム) | 4.4% |
| 6 | W32/Zafi-B(Zafi亜種) | 4.0% |
| 7 | W32/Netsky-Z(Netsky亜種) | 3.1% |
| 8 | W32/Netsky-C(Netsky亜種) | 2.4% |
| 9 | W32/Sober-C(Sober亜種) | 1.5% |
| 10 | W32/Bagle-A(Bagleワーム) | 1.2% |
| - | その他 | 18.1% |
Sasserは、マイクロソフト製OSの重大な脆弱性をつき蔓延したため、被害が非常に大きくなったという。また、ウイルス作成者達による勢力争いでNetskyとBagleの亜種が多数作り出され、結果として被害数が増加した。このほか、5位のMyDoomは、PC 乗っ取り行為が増加傾向にあることを示しているとのこと。
なお、同社は2004年上半期、4677件の新規ウイルスを検知・駆除対応しており、この数は昨年同期比で21%の増加になる。
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