日本オラクルは、日本ビジネスコンピューターが、社内の電子ファイルの管理とWeb会議システムを刷新するために、「Oracle Collaboration Suite」を採用し、稼動を開始したと発表した
日本オラクルは、日本ビジネスコンピューター(JBCC)が、社内の電子ファイルの管理とWeb会議システムを刷新するために、「Oracle Collaboration Suite」を採用し、稼動を開始したと発表した。同システムはLinux環境で、日本IBMのBladeCenterとFastT600TURBO(SAN)を利用したブレードサーバ上で稼動している。
JBCCは、情報システムやネットワーク分野のコンサルティング、企画、構築、導入、運用、保守、アウトソーシングを手がける。
従来同社の電子ファイル管理システムでは、部門単位またはプロジェクト単位で、社内のファイルサーバを利用していた。これにより、データが各拠点に分散していたため、ディスクスペースの確保や情報管理の効率化が課題として常に位置づけられていた。
そこで、約500名の営業部門を対象に、Oracle Collaboration Suiteを導入、また、プラットフォームにOracle Real Application Clusters(RAC)の採用に踏み切った。Oracle Collaboration Suiteで各拠点に分散されたデータを統合することにより、情報を共有するための作業の効率化を目指すという。
また、同システムは、httpサーバを構築することでモバイル環境に適合していることも特徴。営業職に従事している社員に対し、モバイル環境からの利用を促進する。さらに、数年前から使用していたテレビ会議システムを、Oracle Collaboration Suiteの機能の一部である「Web Conferencing」へと移行させた。
同社は、営業部門の500名を対象にする電子ファイル管理システムを、今後は全社員約1400人が利用できる環境へと展開していく考え。
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