マカフィー、7月のコンピュータウイルス届出状況を発表

マカフィーによれば、7月はOSの脆弱点を攻撃するトロイの木馬型ウイルスが急増したという。

» 2004年08月03日 18時13分 公開
[ITmedia]

 マカフィーは8月3日、2004年7月におけるコンピュータウイルスの届出状況を発表した。これによると、7月はOSの脆弱点を攻撃するトロイの木馬型ウイルスが急増した。

同社データセンタ集計による企業数別トップ10

順位 ウイルス 検知数
1 Exploit-MhtRedir.gen 1,053
2 Exploit-ByteVerify 648
3 W32/Netsky.p@MM 625
4 VBS/Psyme 559
5 W32/Netsky.q@MM 519
6 JS/Exploit-DialogArg.b 513
7 Exploit-ObjectData.gen 457
8 JS/Exploit-DialogArg.gen 403
9 JS/Keylog-Briss.ldr 381
10 Exploit-IFrame 318

(1、2、4、6、7、8、9、10はトロイの木馬型)

同社データセンタ集計によるマシン数別トップ10

順位 ウイルス 検知数
1 W32/Lovgate.ah@MM 4,125
2 Exploit-MhtRedir.gen 2,843
3 Exploit-ByteVerify 1,463
4 W32/Netsky.q@MM 1,278
5 W32/Netsky.p@MM 1,212
6 VBS/Psyme 1,209
7 W32/Lovgate.ac@MM 1,205
8 BackDoor-AQJ 1,158
9 JS/Exploit-DialogArg.b 1,126
10 W32/Lovgate.x.dam 1,009

(2、3、6、8、9はトロイの木馬型)

 同社技術統括部長の加藤義宏氏は、「件数としては、Exploit-MhtRedir.genに代表されるトロイの木馬が圧倒的に増えている。世界的にもこの1カ月で増加の傾向にあり、この種のアタックを含むトロイの木馬に充分注意すると共に、マイクロソフトの修正情報を漏らさず適用することが必要だ。また、8月は、夏休みを迎え、脆弱点攻撃型のウイルスには要警戒」という。

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