三菱マテリアル、「SoftEther」企業向け商用版を販売

三菱マテリアルは、仮想LAN構築システム「SoftEther CA」と、SCMシステム「M2S dataTube」を企業向けに8月30日から販売すると発表した。

» 2004年08月09日 16時17分 公開
[ITmedia]

 三菱マテリアルは8月9日、仮想LAN構築システム「SoftEther CA」と、SoftEther CAを組み込んだSCM(サプライチェーンマネジメント)システム「M2S dataTube」を企業向けに8月30日から販売すると発表した。

 SoftEther CAは、ソフトイーサが開発したVPNソフトウェア「SoftEther」を業務用途向けに機能拡張した商用版。セキュリティを考慮して接続可能範囲を制限した中〜大規模企業向けの「Closed製品」、各種システムへの組み込み用の「ASP製品」をラインナップする。今後は、個人や小規模オフィス向けに自由に接続先を変更できる「Open製品」も販売する計画だ。

 一方、M2S dataTubeは、三菱マテリアルが有する製造業向けのITソリューション技術にSoftEther CAのASP製品を組み込んだもの。RRFIDと連携させて、現場の負担増加なく安価な投資で出荷や在庫情報を蓄積でき、小規模スタートから順次拡大していくことが可能という。

 価格はいずれもオープンプライス。SoftEther CAの各製品およびM2S dataTubeの合計で、初年度6億円の販売を目指す。なお、SoftEther通常版は、ソフトイーサからフリーウェアとして引き続き開発・配布される。

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