IDC Japan、 国内ストレージソフトウェア市場の動向および予測を発表

IDC Japanの調査によれば、2003年の国内ストレージソフトウェア市場は対前年比11.2%増の実績で、今後も成長が見込めるという。

» 2004年08月20日 14時37分 公開
[ITmedia]

 IDC Japanは8月19日、国内ストレージソフトウェア市場の2003年売上実績、および2008年までの予測を発表した。

 これによると、2003年の国内ストレージソフトウェア市場の売上は457億円で、対前年比11.2%増となった。また、2004〜2008年の5年間における同市場の年間平均成長率(CAGR)は8.7%になると予測している。

 国内ストレージシステム市場において、ハードウエア売上が低迷している一方で、ソフトウエア市場が好調な背景には、運用管理の効率化が大きな課題となっている点を挙げている。また、2003年の売上増加には、数社の国内ベンダーがストレージソフトウェアのメニューを整備し、販売を本格化したことも影響しているようだ。

 同社ストレージシステムズリサーチマネージャーの鈴木康介氏は、「バックアップを含むストレージ管理は保有するデータ容量が増加するに従って時間と手間がかかるようになり、管理負荷を軽減する解決策としてのストレージソフトウェアは重要度が高まっている」と分析している。

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