JNSA、「P2Pファイル交換安全利用ガイドライン」案を公開し意見を募集

JNSAは8月20日付けで、P2Pファイル交換ソフトを安全に利用するための手引きとして「P2Pファイル交換安全利用ガイドライン」の案を公表し、一般からの意見募集を開始した。

» 2004年08月23日 18時18分 公開
[ITmedia]

 日本ネットワークセキュリティ協会(JNSA)は8月20日付けで、WinnyをはじめとするP2Pファイル交換ソフトを安全に利用するための手引きとして「P2Pファイル交換安全利用ガイドライン」の草稿を公表し、同ガイドラインに対する一般からの意見募集を開始した。

 このガイドライン案は、P2Pソフトウェアが普及する一方で、著作者の許可なく著作物を収録したファイルが交換されるケースが増加していることから、著作者と利用者の間の訴訟や紛争などを未然に防ぐことを目的に作成されたものだ。

 今のところ、公表された案に記されているのは、「著作者の許可なく著作物を収録したファイルを交換しない」「著作者の許可なく著作物を収録したファイルを中継しない」の2項目のみ。JNSAでは、広く一般から意見を募集することで、よりよい理解を促すドキュメントの作成を目指したいとしており、9月30日まで電子メールで意見を受け付けるという。

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