McAfee、バッファオーバーフローにも対応のウイルス対策ソフト新版

「McAfee VirusScan Enterprise 8.0i」は、ウイルス対策機能に侵入防止・ファイアウォール技術を統合。バッファオーバーフロー攻撃など新手の脅威に対応するなどしている。

» 2004年08月31日 07時30分 公開
[ITmedia]

 ウイルス対策ソフトメーカー米McAfeeは8月30日、侵入防止機能を組み込んだ企業向けソフト新版「McAfee VirusScan Enterprise 8.0i」のリリースを発表した。

 8.0iは従来からのウイルス対策機能に、侵入防止・ファイアウォール技術を統合。バッファオーバーフロー攻撃など新手の脅威に対応したほか、被害が発生した場合の対策機能も強化を図り、全般的な損害と対策コストの低減を目指している。

 「McAfee VirusScan Enteprise 8.0iでは、ポイント的なセキュリティシステムを回避する設計になっている混在型の脅威やバッファオーバーフロー攻撃に対する企業の備えを強化できる。IT管理者はかなりの精度をもって、Mydoom、Bagle、Nachi、Sasser、SQL Slammerのような既知および未知の脅威を検出することが可能になる」。調査会社IDCのインフラ担当副社長、クリス・クリスチャンセン氏はMcAfeeの発表文にこのようなコメントを寄せている。

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