日本ユニシス、保険を組み入れた総合セキュリティサービスを提供

日本ユニシスは東京海上火災保険と提携し、情報セキュリティ保険を組み合わせた総合的な情報セキュリティサービスを提供する。

» 2004年09月01日 21時07分 公開
[ITmedia]

 日本ユニシスは9月1日、東京海上火災保険と提携し、情報セキュリティ保険を組み合わせた総合的な情報セキュリティサービスを提供することを発表した。

 日本ユニシスでは、セキュリティサービス「iSECURE」の一部として、個人情報保護対策ソリューションを提供している。これは、アンケートやヒアリングに基づいて企業のリスク分析を行う「短期セキュリティ診断」と、その結果を踏まえて技術的/人的/物理的対策を施す「短期セキュリティ対策」から構成されており、監査から設計、運用、改善といった一連のセキュリティマネジメントサイクルをサポートするという。

 今回の提携は、従来からの事故発生防止対策を中心としたサービスだけでなく、万一事故が発生してしまった場合の被害を最小限に抑えるための方策をも提供するものだ。東京会場の「ネットワーク総合保険」「e-リスク保険」や「個人情報漏えい保険」によるリスクファイナンシング手段を提供することで、事前のリスク軽減と事後の対応の両面サポートする、総合的な情報セキュリティ対策を実現するという。

 同社はこの提携により、総合的なリスクマネジメントが可能になるだけでなく、結果として情報セキュリティ保険の保険料を安価にできるというメリットが生まれるとし、今後3年間で約50億円の売り上げを目指す。

 日本ユニシスはさらに、SLAを設けたアウトソーシングサービスと損害保険を組み合わせた新たなサービスの提供も計画しているという。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

注目のテーマ