USBキーで「隠しドライブ」を制御、シーピーアイが企業向けバージョンを発売

シーピーアイは、USBキーの抜き差しによってデータへのアクセスを制御する企業向けデータ管理ツール「MyDearDrive Pro」の販売を開始した。

» 2004年09月07日 18時36分 公開
[ITmedia]

 シーピーアイは9月1日より、USBキーの抜き差しによってファイルやデータへのアクセスを制御する企業向けデータ管理ツール「MyDearDrive Pro」の販売を開始した。

 MyDearDrive Proは、機密データを保護する暗号化ソフト「MyDearDrive」シリーズの最上位版に当たる。USBキーを装着しない限りデータの閲覧/操作が不可能な、暗号化された隠しドライブをローカルシステム上に作成するという従来からの機能に加え、新製品ではネットワークドライブやNASにも隠しドライブを作成できるようになった。なおこの隠しドライブには、一般的なドキュメントだけでなく、アプリケーションをインストールして利用を制御することもできる。

 また、隠しドライブへのアクセスに必要となるUSBキーを、「マスター」と「スレーブ」の2種類に区別し、異なる権限を持たせることが可能になった。これにより、権限を細かく設定したスレーブキーは一般社員や契約社員に配布し、マスターキーを持った上長が状況に応じて権限を変更させるといった運用が可能だ。

 MyDearDrive Proには他に、Windowsへのログイン/ログオフ制御機能やログ記録/閲覧機能なども搭載されている。対応OSはWindows 2000/XPで、価格はマスターキーとソフトウェアライセンスのパッケージが20万7900円から。

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