特集:アプリ配布のオンデマンド、ClickOnceで変わるVS 2005dev .NET(2/6 ページ)

» 2004年09月08日 20時00分 公開
[大澤文孝,ITmedia]
【VB.NET】の場合
My.Settings.UserPosition = New Point(100, 100)

【C#】の場合
Properties.Settings.Value["UserPosiion"] = new Point(100, 100);

 そして、Saveメソッドを呼び出せば、設定された内容が分離ストレージに書き込まれ、次回起動した際にその値が自動設定される。次の通りだ。

【VB.NET】の場合
My.Settings.Save()

【C#】の場合
Properties.Settings.Value.Save();

リソース編集も容易なプロパティ操作で可能に

 VS2005では、リソースもプロジェクトのプロパティから設定できるようになった。画面14のようにリソース登録ができる。画像やアイコンなどのファイル登録は、ファイルをドロップするだけでよい。

画面14■リソースの登録

 登録したリソースは、VB.NETの場合には「My.Resources.項目名」、C#の場合には「Properties.Resources[項目名]」で参照可能となる。たとえば、マウスカーソルとして「CustomCursor」というリソースを登録しておいた場合には、次のようにマウスカーソルを設定できる。


下記のコードは一例であり、マウスカーソルを設定する場合には、もう少し簡単に記述する方法も用意されている。ここでは、リソースとして登録したファイルは、バイト列として取得できることを示すため、あえて少し冗長にしてある。マウスカーソルのファイル(*.cur)は、汎用ファイルとして扱われるため、バイト列として取得することになるが、マウスカーソルではなく、画像リソース(*.bmp、*.jpeg、*.gif、*.pngなど)として登録した場合には、単純なバイト列ではなく、Bitmapオブジェクトとして取得できる。

【VB.NET】の場合
Me.Cursor = New Cursor( _ New System.IO.MemoryStream(My.Resources.CustomCursor))

【C#】の場合
this.Cursor = new Cursor(
new MemoryStream(Properties.Resources.CustomCursor));

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