ASP.NET 2.0では、管理ツールも充実している。IISを管理するインターネットサービスマネージャには、ASP.NETを管理できる新たなプロパティページが追加された。
ASP.NETのプロパティページからは、仮想ディレクトリごとにASP.NETのバージョンを変更できるほか、machine.configやweb.configなどの設定ができるようになっている(画面19)。
また管理ツールは、Webブラウザからのアクセスにも対応している。ローカルの環境先であれば、「http://localhost/[仮想ディレクトリ名]/WebAdmin.axd」というURL先にアクセスすればよい(画面20)。
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Webベースの管理ツールでは、Webアプリケーションの構成を変更したり、認証方式の変更、認証ユーザーの登録操作などができる。ASP.NET 2.0では、データベースを利用したユーザー認証がサポートされており、画面21のようにユーザー情報をデータベース登録できる。
その後、匿名ユーザーにはアクセスできないようにセキュリティ設定を行えば、登録したユーザーのみのアクセス構成にすることが可能だ。
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ASP.NET 2.0のユーザー管理機能では、パスワードを忘れてしまったユーザーのために、「ヒント」とその「答え」を入力させる仕組みを持ち、合致したならば設定されているパスワードをメール送信する「パスワードリマインダー」機能も採用した。
また今回の特集では触れないが、ASP.NET 2.0では、ユーザーごとの情報をデータベースに保存するプロファイル機能や、どのページが何回参照されたか(クリックされたか)をカウントするページカウンタ機能も搭載されている。
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