NEC、IPネットワークへの接続可能な入退室管理システムを発売

NECとNECエンジニアリングは、既存の認証システムやワークフローシステムとの連携が容易な入退室管理システム「SAFEWARE-iXシリーズ」の販売を開始した。

» 2004年09月08日 20時15分 公開
[ITmedia]

 NECとNECエンジニアリングは9月8日、既存の認証システムやワークフローシステムとの連携が容易な入退室管理システム「SAFEWARE-iXシリーズ」の販売を開始した。価格は、カードリーダ20台にサーバ1台を組み合わせた場合で800万円から。

 SAFEWARE-iXシリーズは、Felicaをはじめとする非接触型ICカードを用いた入退室管理システムだ。特徴は、カードリーダを直接、IPネットワークに接続して利用できること。既存のLANやWAN網を生かして導入できるためコスト効率に優れるだけでなく、センターサーバ側で一元的な利用者情報の管理が可能だ。さらに、既存の認証システムと連携させれば、人事異動にともなう入退室管理システムの設定変更に要する工数を削減できるという。

 また、1日当たり最大で30万件の入退場履歴が蓄積できるようになっており、いつ、どのユーザーが管理区域に立ち入ったかの把握が可能だ。これにより、機密情報/個人情報の漏洩に対する抑止効果を狙う。

 なおカードリーダ側には最大10万人分の利用者情報を登録できる。このようにローカル側に情報を持たせ、照合を行うことで、認証に要する時間を0.2秒以内に短縮できるという。

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