NEC、モバイルゲートウェイ「UNIVERGE MBシリーズ」のセキュリティ機能を強化

NECは「UNIVERGE MBシリーズ」のセキュリティ機能を強化するとともに、中堅/中小企業向けのエントリモデルを追加した。

» 2004年09月15日 17時25分 公開
[ITmedia]

 NECは9月15日、社内、社外にまたがってモバイルクライアントに安全なアクセス環境を提供するゲートウェイシステム「UNIVERGE MBシリーズ」のセキュリティ機能を強化した。合わせて、同時接続ユーザー数が25〜50ユーザーという中堅/中小企業や地方拠点向けのエントリモデル「UNIVERGE MB1010」も追加している。

 UNIVERGE MBシリーズは、IPSec VPNと無線LANのローミングなどを組み合わせ、移動するクライアントにシームレスな接続を提供するためのシステム。

 今回のセキュリティ機能強化では、端末のセキュリティ対策状況をチェックし、ポリシーを満たさない限り接続を許可しない「検疫ネットワーク」との連携が可能になった。これにより、モバイル端末経由のウイルス/ワームの拡散を未然に防ぐことができる。

 また、クライアント側に導入するソフトウェア「UNIVERGE MBローミングクライアント」も強化され、いったんUNIVERGE MBシリーズを経由しない限りインターネットに接続できないよう設定できるようになった。ファイル暗号化ソフトや不正コピー防止ソフトなどを組み合わせれば、情報漏えい対策の強化も実現できるという。

 価格は、UNIVERGE MB1010が71万9000円から、既存モデルのUNIVERGE MB1510は252万円から。10月29日より出荷が開始される。

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