シマンテックは、管理機能を強化したPDA向けセキュリティ製品の新バージョン、「Symantec AntiVirus for Handhelds Corporate Edition 3.3」を発表した。
シマンテックは10月5日、企業で導入されているPDA向けのセキュリティ製品「Symantec AntiVirus for Handhelds Corporate Edition 3.3」を発表した。
Symantec AntiVirus for Handhelds Corporate Edition 3.3は、Windows Mobile搭載のPocket PCやPalm OSといったPDA機器をウイルスなどの脅威から守るためのソフトウェアだ。PDA側に常駐して動作するため、デスクトップPCと同期させる必要はない。
新バージョンでは、ソフトウェア本体のインストールや設定をリモートから一元的な管理の下で行えるようになった。定義ファイルについても同様に、モバイル端末管理システムを通じて更新を行える。これにより、PCと同様にPDAについても、管理者の定めたポリシーに沿って集中的に管理できるようになる。
PDAをターゲットとしたウイルスは、まれに報告されることはあっても、大々的な被害を与えたケースはほとんどない。しかしながら同社のリリースによると、全PDAのうちウイルス対策が行われているのは1%に過ぎず、残る99%は無防備な状態に置かれているという。
Symantec AntiVirus for Handhelds Corporate Edition 3.3の価格は、10〜24ライセンスの場合で1ユーザー当たり4900円から。10月14日より発売される。
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