ソニー子会社と日本ベリサイン、PKI対応FeliCa用いたセキュリティソリューションで提携

ソニーブロードバンドソリューションと日本ベリサインが、PKI対応版「FeliCa」を用いたセキュリティソリューションの開発に向けて提携した。

» 2004年10月05日 20時08分 公開
[ITmedia]

 ソニーブロードバンドソリューションと日本ベリサインは10月5日、非接触型ICカード「FeliCa」のPKI対応版を用いたセキュリティソリューションの開発、販売に向けて提携を結んだ。

 ソニーの非接触型ICカード、FeliCaは、電子マネーサービスのほか、企業や教育機関の社員証/学生証兼入退室管理/勤怠管理システムなどに広く利用されている。ソニーではこのFeliCaを、2005年春をめどにPKIに対応させ、「FeliCa PKIオプション」としてリリースさせる予定だ。

 今回の提携は、このFeliCa PKIオプションと、日本ベリサインの認証局構築アウトソーシングサービス、「ベリサイン マネージドPKIサービス」とを組み合わせ、より強固なIDカードソリューションを開発、提供していくことを目的にしたものだ。具体的なソリューションの姿は明らかにされていないが、これまでFeliCaで実現されてきた入退室管理機能に加え、PKIおよび電子証明書を活用したネットワークアクセス制御などが考えられる。

 両社は開発だけでなく販売/マーケティング活動も共同で展開し、特にICカード化が進んでいる社員証/学生証といった分野での普及を図るほか、FeliCaの導入に関するコンサルティングサービスも提供する計画だ。

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