Windowsログインに対応したSecurID、いよいよ正式リリース

RSAセキュリティは、かねてから開発を進めてきた「RSA SecurID for Microsoft Windows」と「RSA Authentication Manager 6.0」を正式に発表した。

» 2004年10月05日 20時25分 公開
[ITmedia]

 RSAセキュリティは10月5日、かねてから開発を進めてきたWindows OSのログインに対応したワンタイムパスワード製品「RSA SecurID for Microsoft Windows」を正式に発表した。合わせて、同製品を利用するための機能を追加した認証サーバの新バージョン、「RSA Authentication Manager 6.0」もリリースしている。

 RSA SecurIDは、ワンタイムパスワードによってリモートアクセスの際のセキュリティを強化する二要素認証製品。これまでもRADIUSサーバへのアクセス時などに広く利用されてきた。

 今回リリースされたRSA SecurID for Microsoft Windowsでは、同じワンタイムパスワード機能をWindowsシステムへのログインやロック画面の解除に利用できるようになる。これにより、従来のアカウント/パスワードの組み合わせに比べて強固な認証を実現し、第三者による成りすましの危険性を減らす。また、Windowsシステムとアプリケーションでそれぞれ別のパスワードを発行する必要がなくなるため、ユーザーの利便性向上にもつながるという。

 RSA SecurID for Microsoft Windowsは、ネットワークに接続した状態でのドメイン認証だけでなく、オフライン状態でも利用可能だ。仮にノートパソコンをどこかに置き忘れたり、盗まれたりした場合でも、PCへのアクセスを防ぐことができるという。

 RSA SecurID for Microsoft WindowsはWindows 2000/XPに対応。またRSA ACE/Serverから名を改めたRSA Authentication Manager 6.0はWindows 2000 Server/Windows Server 2003に対応している。いずれも10月28日より販売が開始される予定だ。

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