アイエイエフコンサルティング、オープンソースOLAPツールを公開

アイエイエフコンサルティングは、オープンソースのOLAPツール「OpenOLAPリリース1.2」のソースコードを公開した。

» 2004年10月12日 22時48分 公開
[ITmedia]

 アイエイエフコンサルティングは10月12日、オープンソースのOLAPツール「OpenOLAPリリース1.2」の開発を完了し、ソースコードを共同開発環境サイト(SourceForge.jp)上に公開したと発表した。

 リリース1.2では、従来の数値表形式による表示に加え、折れ線グラフや棒グラフなど、数種類のグラフ形式を選択することが可能になった。

 また、セキュリティ機能強化として、利用者のユーザーIDを自動的に識別し、参照可能なレポートの種類やデータの範囲を判断して、表示をコントロールできるようにした。これにより、セキュリティ制限が必須な大規模システムでもOpenOLAPを利用できるという。

 OpenOLAPリリース1.2は、GNUに基づいて提供されるため、ユーザーおよびITサービス企業は、無償でサイトからソースコードをダウンロードし、利用、改変することが可能。

 なお、同社では、支援サービス「OpenOLAPサポートサービス」の提供を11月1日から開始する計画だ。これは、OpenOLAPを利用して企業情報分析システムを構築するITサービス企業を対象に、ヘルプデスクと障害対応を電話や電子メールで提供するもの。サービス料金の予価は年間96万円。

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