IT専門職の給与は10〜15%上昇へ――META Group予想

» 2004年10月14日 09時48分 公開
[ITmedia]

 企業のIT担当者の給与は向こう3年で10〜15%伸びるだろうとの予測を10月13日、調査会社META Groupが発表した。これにより、2007年までに企業のIT予算のうち人件費の占める割合は55%以上に達する見通しだ。

 同社の年次報告書によれば、IT専門職のうち流出食い止めが最も難しいのはアプリケーション開発者だとの回答が24%に上った。次いでセキュリティ(13%)、ネットワーキング管理者(13%)の転職率の高さが指摘されている。

 今後1年で景気好転に伴い、IT従業員はさらに好条件での転職を模索するようになるとMETA Groupは予測。人材の流出を防ぐため、経営者は福利厚生や社員つなぎ止めといった方策に力を入れる必要に迫られ、特に業績に応じた報酬など給与面での方策が最も重要になるだろうと指摘している。

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