トレンドマイクロ、NACパートナー支援プログラムを開始

トレンドマイクロは、シスコのNACとこれに対応する同社の「ウイルスバスター コーポレートエディション 6.5」による検疫ソリューションを推進するため、パートナー支援プログラムを開始した。

» 2004年10月25日 17時18分 公開
[ITmedia]

 トレンドマイクロは10月25日、シスコシステムズ(シスコ)のNAC(Network Admission Control)と、これに対応する同社の「ウイルスバスター コーポレートエディション 6.5」による検疫ソリューションを推進するため、パートナー支援プログラムを開始した。

 NACはシスコが中心となって推進する、クライアントPCのセキュリティポリシー順守をシステムが強制する検疫システム。大手ウイルス対策ベンダー3社などが賛同しており、トレンドマイクロは、企業向けのウイルスバスターの新版でこれに対応。既に製品を市場に出荷している。

 NACパートナー支援プログラムでは、国内のシステムインテグレータなどのパートナーがNACの仕組みを早期展開することを支援するもので、「トレンドマイクロ認定NACスペシャリスト」と呼ばれる認定資格を新設したほか、セールス向けのトレーニングやデモキットといった販売ツールの提供、エンドユーザー向けのセミナー支援などを行う予定だ。

 NACはマルチベンダーによるシステムとなるため、構築から導入まで一貫して行えるパートナーが不可欠と判断した。既に、伊藤忠テクノサイエンス、大塚商会、ネクストコム、リコーテクノシステムズが同プログラムに参入しており、ビジネスモデルの策定を進めているという。

 新設された「トレンドマイクロ認定NACスペシャリスト」資格を取得するには、Cisco Certified Network Associate(CCNA)およびTrend Micro Certified Security Expert(TCSE)の取得のほか、「ウイルスバスター コーポレートエディションとNACによるセキュリティソリューション」の受講が必要となる。

 詳細は、トレンドマイクロ主催の「パートナーカンファレンス 2004 Autumn」で。

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