米大手4社、スパム業者一斉提訴の第2陣

» 2004年10月29日 08時07分 公開
[ITmedia]

 米America Online(AOL)、Microsoft、Yahoo!、EarthLinkのインターネットサービス大手4社が10月28日、ユーザー宛てに大量の迷惑メールを送信していた業者を米スパム規正法(CAN-SPAM)違反で一斉提訴した。

 4社は結集して迷惑メール対策に取り組む目的で反スパムアライアンスを結成。今年3月にも一斉提訴しており、今回の提訴は第2陣となる。

 今回各社が起こした訴訟のうち、AOLは初めてインスタントメッセージ(IM)やチャットルームを使った迷惑メッセージの「SPIM」にも提訴の対象を広げた。通常の電子メールを使ったスパムと合わせて2件の訴訟をバージニア州の連邦地裁に起こし、被告名を特定しない「John Doe」方式で違法行為の差止命令を求めている。

 Microsoftが起こした3件の訴訟では、被告が差出人のアドレスを偽装して医薬品販売などの迷惑メールを送っていたのはCAN-SPAM法違反に当たると主張。Yahoo!はYahoo! Mailのユーザーにアダルト関連のスパムメールを送信していた業者をカリフォルニア州の連邦地裁に提訴、EarthLinkも偽のメールアドレスを使って薬品販売の宣伝メールを送っていた業者多数を「John Doe」方式で提訴している。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

注目のテーマ