VA Linux、Linuxカーネル関連事業の体制強化とサービス拡充を発表

[西尾泰三，ITmedia]

　VA Linux Systems Japanは11月10日、Linuxカーネル関連事業の成長を受け、組織体制の強化とサービス拡充を行うことを発表した。

　VAリナックスは、2002年3月にLinuxカーネルの開発および技術コンサルティングを中心とした事業を本格的に開始しているが、この事業は、2003年度に数社の大口顧客企業を獲得し、売上が2002年度より148％の成長を達成している。2004年度はさらにいくつかの新規案件を獲得し、2003年度より120％の売上成長を達成するなど、着実に実績を重ねている。

　こうした実績を踏まえ、カーネル技術者を中心とした要員増強による組織体制強化とエンタープライズ・システム向けの障害解析や性能解析を中心としたサービスの拡充を行うこととなった。

　具体的には、現在15名在籍している専属のLinuxカーネル開発技術者を2005年度内に人員を倍増させる予定。また、従来の受諾開発や総合的なコンサルティングを中心としたサービスのほか、障害解析や性能解析を中心としたサービスを拡充していく。