HPのWindowsサーバ、ウイルス拡散抑制技術の搭載を開始へ

HPは2005年初頭から、Windowsサーバにウイルス抑制機能の組み込みを開始する計画だ。いずれPCにも組み込む意向があるという。

» 2004年12月01日 10時50分 公開
[IDG Japan]
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 米Hewlett-Packard(HP)は2005年初頭から、ProLiantサーバとProCurveスイッチへのウイルス抑制機能の組み込みを開始する計画だ。同社幹部が11月30日明らかにした。

 HPサービス部門のトニー・レドモンド副社長によると、この技術「Virus Throttler」は、ウイルスやワームが感染サーバからほかのマシンに広がるスピードを抑え、その間に管理者が感染システムを特定して適切な措置を取れるようにする。

 HPは2月のRSA Securityカンファレンスで初めてこの技術に言及。8月には、Windowsサーバソフトへの対応で問題を抱えていることをレドモンド氏が認めていた。

 だが同氏は30日、ネットワークドライバ経由でVirus Throttlerを利用可能にすることで、問題は解決できたと説明した。2005年初頭より、Windows Server 2003とWindows Server 2000を稼働するProLiantサーバで、同ドライバのダウンロードとInsight ManagerのアップデートによるVirus Throttlerの利用が可能になるという。

 HPはいずれ、この技術をPCにも組み込みたい考えだが、PC上での本格テストはまだ行っておらず、時期を公表できる段階にないとレドモンド氏は語っている。

 HPはこの日、セキュリティ関連の多数の発表を行っている(関連記事参照)

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