IPAと韓国・KISA、情報セキュリティに関する第1回定期会合を開催

情報処理推進機構(IPA)と韓国情報保護振興院(KISA)は、ソウルにて情報セキュリティに関する第1回定期会合を開催した。

» 2004年12月06日 20時36分 公開
[ITmedia]

 情報処理推進機構(IPA)は12月6日、ソウルにて、韓国情報保護振興院(KISA)との情報セキュリティに関する第1回定期会合を開催したことを発表した。

 この定期会合は、IPAとKISAが今年7月に結んだ情報セキュリティに関する提携に基づいて行われたもの。会合には両者のほか、JPCERT/CCおよび日本ネットワークセキュリティ協会(JNSA)の関係者も参加し、意見交換を行った。主なテーマは、「情報セキュリティ評価・認証(ISO/IEC 15408)」「国家レベルでの情報セキュリティ評価方法」および「ウイルス・不正アクセスに関する情報交換」の3つだ。

 会合では今後の取り組みとして、国家レベルでの情報セキュリティ評価方法やインターネットのセキュリティインシデント発生時の被害額推計方法を共同で開発することが合意されたほか、定期的なウイルス・不正アクセス統計情報およびインシデント発生時の情報交換を行うことが挙げられた。また、韓国では2005年にCCRA(Common Criteria Recognition Arrangement)の認証国に加盟する予定だが、IPAはその支援を行うことでも合意した(関連記事)

 両者は今後も、年2回のペースで定期会合を開催していく。次回会合は2005年5月に日本で行われる予定である。

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