Siebel、中小企業に浸透目指し包括戦略発表

» 2004年12月09日 08時39分 公開
[ITmedia]

 ビジネスソフトメーカーの米Siebel Systemsは12月7日、中小企業への浸透を目指した包括戦略を発表した。顧客を中心に据えた市場への進出、付加価値パートナーとの関係確立、CRM製品の提供が3本柱となる。

 具体的には年商5億ドル以下の企業をターゲットに据える。この層は、Onyx、Pivotal、Salesforce.com、SalesLogixといったこれまでの中小企業向けベンダーでは十分な対応ができていなかったとSiebelは指摘。これに対し、同社はこの市場特有のニーズに応えた新しいレベルのサービスと機能を提供するとしている。

 この目標に向け、中小企業専門の営業部隊を設置し、世界各国で中小企業に強いリセラーとチャネルパートナーを配置。さらに、IBMなど大手企業との関係を活用、共同で製品の提供に当たる。マイク・ローリーCEOは「この市場への進出は、Siebelにとって次の段階の成長の鍵を握る要素となる」と説明している。

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