帳票を画像化して漏洩から防ぐ、ジェイ・アイ・エスが新システム発表

ジェイ・アイ・エスは、入力原票をスキャナで取り込み、画像化したうえで入力を行うことにより情報漏洩/紛失を防ぐ「イメージ・エントリー・システム」を発表した。

» 2004年12月14日 22時14分 公開
[ITmedia]

 日本電子計算(JIP)の関連会社であるジェイ・アイ・エス(JIS)は12月14日、入力原票を直接用いる代わりに、スキャナで取り込み、画像化したうえで入力作業を行うことで情報漏洩/紛失を防ぐ「イメージ・エントリー・システム」を発表した。

 このシステムは、各種帳票に記された情報をシステムに入力したり、操作する際に発生する可能性のある情報漏洩の防止を目的としたもの。入力原票をスキャナで取り込んで画像データ化し、入力項目ごとに画像を分割したうえでWebサーバに格納する。入力などを行うオペレータは、このWebサーバ経由で画像を閲覧し、実際の作業を進める仕組みだ。

 これにより、入力原票の移動を防ぎ、しかも閲覧を許可するのは入力作業に必要な部分のみに限定することができる。同社はさらに、情報サービス企業を対象にした協業組織「IESビジネス協議会」を4月1日をめどに設立し、このシステムの使用権や運用教育を提供する方針だ。

 イメージ・エントリー・システムの価格は個別見積もりとなるが、概算で1カラム当たり0.3円から1.5円。

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