Adobe、権利管理組み込んだ「LiveCycle Policy Server」リリース

» 2005年01月06日 08時38分 公開
[ITmedia]

 米Adobe Systemsは1月5日、文書の権利管理機能を組み込んだサーバソフト「Adobe LiveCycle Policy Server」をリリースした。同時リリースされたAcrobatおよびReaderの新版7.0と緊密に連携させ、電子文書にポリシーを適用して機密性やプライバシーの強化が図れるとしている。

 LiveCycle Policy ServerではPDF文書を閲覧できる人物を制限したり、文書の変更、コピー、印刷、転送を認めるかどうかといったポリシーを定めることができる。標準的なLDAPベースの認証管理インフラと組み合わせて文書を集中管理することにより、保護された文書が想定された人物にしか開けないことを保証。各文書の保護ポリシーは変更や取り消しも可能だという。即日リリースされ、米国での販売価格は5万ドルから。

 Acrobat 7.0では複数ソースからの文書構成、インテリジェントフォームの作成、ファイアウォール内外でのコラボレーションといった機能を提供。Professional版(449ドル)とStandard版(299ドル)が用意され、英語版に続いて今年早いうちに日本語版などもリリースの見込みだという。

 PDF閲覧ソフトのReader 7.0は新たにYahoo!検索機能などが組み込まれ、同社サイトから無償ダウンロード提供中。Linux向けのパブリックβも公開された。

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