NEC、製造業の技術情報漏洩を防止するCPC/PLMシステム

NECは、製造業で利用される図面や仕様書といった技術情報の漏洩を防止するシステム「Obbligato II R6.2」の販売を開始した。

» 2005年01月13日 18時11分 公開
[ITmedia]

 NECは1月13日、製造業で利用される図面や仕様書といった技術情報の漏洩を防止するシステム「Obbligato II R6.2」の販売を開始した。

 Obbligato II、製品開発の迅速化や効率化を可能にするCPC(Collaborative Product Commerce)/PLM(Product Lifecycle Management)パッケージ。製品開発の期間短縮とコスト削減を目的に、海外などの複数部門との協調設計・開発するために利用できる。Obbligato II R6.2では、情報漏洩対策ソフト「InfoCage/持ち出し制御」と組み合わせることで、部門連携の際に生じる技術情報の流出・盗難を防止する。

 Obbligato IIで一元管理するTiff/PDF形式の図面や、Word形式の仕様書・設計変更指示書などについて、外部メモリへの保存、画面キャプチャ、電子メールへの添付、印刷といった操作を利用者ごとに制限、内部からの漏洩を防止する。また、機密データに対するアクセス履歴や持ち出し履歴の取得したり、緊急時のシステム管理者への通知などの機能を備える。

 Obbligato II R6.2の漏洩防止機能の希望小売価格は、5クライアントの場合で600万円(税別)から。1月末から出荷する。

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