ヒューマンテクノロジーズ、米国防総省でも採用の指紋認証システムを発売

ヒューマンテクノロジーズは2月中旬より、指紋を用いてWindowsへのログオンやパスワード管理を行う「DigitalPersona Pro 日本語版」の販売を開始する。

» 2005年01月24日 17時37分 公開
[ITmedia]

 ヒューマンテクノロジーズは1月24日、指紋を用いてWindowsへのログオンやパスワード管理を行う「DigitalPersona Pro 日本語版」を発表した。

 DigitalPersona Pro 日本語版は、米DigitalPersonaが開発した指紋認証システム。IDとパスワードの代わりに指紋を用いることで、Windowsログオン時の認証を強化するほか、Webアプリケーションをはじめ、Windows上で利用されているさまざまなパスワードの役割を代替する。スクリーンセーバによるロック/解除や特定のWebサイトへのアクセスを指紋認証で制御することも可能で、米国防総省などでも導入されているという。

 特徴としては、Active Directoryと連携が可能で、既存のWindowsベースのシステムへの導入が容易に行えること、ユーザーの指紋画像そのものではなく、指紋の特徴点を元に作成された指紋テンプレートデータを保存し、認証に用いることなどが挙げられる。この指紋テンプレートデータは暗号化されているため、万一漏洩した場合でも、元の指紋情報に戻すことはできないという。

 製品価格は、DigitalPersona Pro サーバが25ライセンス付きで20万円、クライアント用ソフトと指紋照合センサーを組み合わせたDigitalPersona Pro ワークステーションは2万円。2月中旬より販売が開始される。

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