「うちのセキュリティレベルは平均並み?」を確認できる検針サービス

NTT Comは、企業ネットワーク内の不正利用や脅威の動向を観測し、レポートする「セキュリティ検針」サービスを3月より開始する。

» 2005年01月27日 16時23分 公開
[ITmedia]

 NTTコミュニケーションズ(NTT Com)は3月より、企業ネットワーク内に不正侵入検知システム(IDS)を設置し、不正利用や脅威の動向を観測、レポートする「セキュリティ検針」サービスを開始することを発表した。1月31日より申し込み受付を開始する。

 このサービスは、外部からの脅威や内部における不正利用を直接的に防ぐというよりも、社内ネットワークでどのような脅威がどのくらいの頻度で発生しており、それに対してどの程度のセキュリティレベルが達成できているかを把握するためのサービスだ。

 具体的には社内ネットワーク内にIDSを設置し、さまざまなネットワークインシデントを監視。そこで収集されたログをNTT Comのログ分析システムで分析する。その結果得られた不正利用の有無や脅威のレベルを数値化/グラフ化し、顧客ごとに提供される専用Webサイト上で確認できるようにする。

 特徴は、自社の状況やセキュリティレベルを点数化し、定量的に把握できるだけでなく、端末や部門ごとの比較、さらにはNTT Comが収集してきた全国平均レベルとの比較が可能なこと。感染力の強いウイルスが蔓延するなど緊急事態が発生した場合には、NTT Comのセキュリティオペレーションセンターからの通知、アドバイスなども行う。

 セキュリティ検針サービスの月額料金は13万4400円から、初期導入費用は16万5900円からで、企業や地方自治体向けに提供していく。特に自治体向けの場合は、総合行政ネットワーク(LGWAN)経由で監視、情報提供といったサービスを提供するという。

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