有害サイトブロックからセキュリティ強化へ、ウェブセンスが日本市場向け2製品投入

ウェブセンス・ジャパンは、日本市場のニーズに特化した新製品「Websense Enterprise Japan Edition」と「Websense Web Protect」を発表した。

» 2005年02月01日 18時30分 公開
[ITmedia]

 ウェブセンス・ジャパンは、企業向けのURLフィルタリングソフト「Websense Enterprise」に加え、新たに2種類のフィルタリング製品を発表した。いずれも、日本市場のニーズに特化してパッケージ化された製品だ。

 1つは、「Websense Enterprise Japan Edition」。Websense Enterpriseが備える有害なWebサイトへのアクセス管理機能に加え、掲示板やオンラインショッピングサイトなど、従業員の生産性を阻害する可能性のあるWebサイトへのアクセス制御やインスタントメッセンジャーの管理機能が強化されている。また、Websense Enterprise Japan Editionならではの機能として、帯域を大量に消費する恐れのある大容量のストリーミングやインターネットテレビ、P2Pファイル共有アプリケーションに関連するWebサイトへのフィルタリングが可能となっている。

 もう1つは「Websense Web Protect」で、ユーザーに害を及ぼすおそれのあるさまざまなWeb経由の脅威をブロックする。具体的には、悪意あるコード(悪質なモバイルコード)を含んだWebサイトへのアクセスをブロックし、ウイルスやスパイウェアへの感染を防ぐほか、フィッシング詐欺サイトへのアクセスを防ぐ。さらに、クライアントPCに埋め込まれたスパイウェアやキーロガーによる外部への情報送信をブロックする機能もサポートする。

 価格は、Websense Enterprise Japan Editionが50ユーザーで30万5000円から、Websense Web Protectは同じく50ユーザーで32万5000円から。いずれも2月15日より販売が開始される。

 ウェブセンス・ジャパンではこれら日本市場向けの新製品によって、単に有害サイトをブロックするだけにとどまらず、ファイアウォールやウイルス対策ソフトといった既存のセキュリティシステムを補完し、企業のセキュリティ強化を支援できるとしている。

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