MSN Messengerで感染を広げるワーム――トレンドマイクロが警告

トレンドマイクロは2月3日、「MSN Messenger」で感染を広げるワーム「BROPIA.F」を警告した。危険度は「中」。メッセンジャー使用中のファイルの受取りには十分注意が必要だ。

» 2005年02月03日 15時13分 公開
[ITmedia]

 トレンドマイクロは2月3日、「MSN Messenger」で感染を広げる新種ワーム「BROPIA.F」を警告した。危険度は危険度は3段階評価の真ん中に当たる「中」。台湾、韓国、中国、米国などから感染報告がある。メッセンジャー使用中のファイルの受取りには十分注意が必要だ。

 このワームは、MSN Messengerの添付ファイルとして感染を広げる。ワームが実行されると、Cドライブに「SEXY.JPG」などといった画像ファイルおよび「MSNUS.EXE」「WINHOST.EXE」を作成。MSNメッセンジャーのコンタクトリスト内の全員に、自身のコピーを送信する。

BROPIA.F BROPIA.Fを実行するこの画像が表示される

 画像ファイルは、「Bedroom-thongs.pif」「Hot.pif」「LMAO.pif」「LOL.scr」「Naked_drunk.pif」「New_webcam.pif」「ROFL.pif」「Underware. Pif」「Webcam.pif」の場合もある。

 ほかの不正プログラムをインストールするウイルスドロッパー活動も行う。ちなみに、トレンドマイクロでは、BROPIA.Fがドロップする不正プログラムを「WORM_AGOBOT.AJC」として検出するとしている。

 ネットワーク増殖するワームのため、感染した場合はただちにネットワークを切断する必要がある。感染するのは、Windows 95/98/ME、Windows NT/2000/XP。

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