ニュース
» 2005年02月04日 11時53分 公開

IBM幹部、ファイナンス事業のトレンドを語る

企業が業務変革に乗り出しているトレンドを受け、プロジェクト全体に資金を融資するIBMの「プロジェクトファイナンシング」への需要が高まっている。(IDG)

[IDG Japan]
IDG

 財務状態がより堅調になっていることから、売上拡大や効率改善を目的とした業務変革に投資する企業が増えている。こうした計画への資金投入のために、一部の企業は、プロジェクトへの投資が続いていても利益が出る新たな形の長期融資に目を向けていると、IBM Global Financingのセクター融資・営業責任者ビル・ドスカス氏はニューヨーク州ニューキャッスルで語った。弊紙は今週ドスカス氏に、このようなタイプの融資契約やその他IT調達に関するトレンドについて聞いた。

――今年が融資において重要な年になる理由は?

ドスカス氏 2005年にIT支出は上向き始めます。アナリストらはIT支出が6〜9%拡大すると予測しています。われわれは顧客がIT購入を促進できるよう、高レベルの支出・資金調達能力を提供しています。実際に業界の業務変革を後押しし、CRM(顧客関係管理)や在庫管理などの業務の効率を引き上げています。

――それを支えているのはどんなマクロトレンドですか?

ドスカス氏 業務変革プロジェクトへの莫大な需要が見え始めています。多くのプロジェクトは「どうやって売上の成長と利益効率を推進するか」から始まっています。プロジェクト管理のための融資枠に関する動きが増えており、この点はこれまでの傾向とは少し異なっています。

――これらは主に売上志向のプロジェクトなのですか?

ドスカス氏 過去12〜18カ月間よりも、売上志向の動きは多く見られます。売上拡大を支援するCRMアプリケーションと市場主導型アプリケーションも増えています。

――顧客はこうした業務変革プロジェクトの資金調達に、新たな方法を使っていますか?

ドスカス氏 われわれが「プロジェクトファイナンシング」と呼んでいるものへの需要が高まっており、われわれは企業が業務変革全体の資金を調達するのを手助けしています。これまでの融資は断片的でしたが、企業は今、われわれに最初からパートナーになってもらって、変革を支えるハードやミドルウェアを供給してもらいたいと望んでいます。

 これはむしろ長期的な融資提携です。今四半期に始動するサーバに融資して、3年かけてお金を払ってもらう代わりに、もっとキャッシュフローを構造化して、企業が恩恵を受け取りながらコストを支払えるよう、自己変革を行う手助けをするのです。

――特定のタイプのハードに関して、最近の顧客はリースと購入のどちらを好んでいますか?

ドスカス氏 当社のサーバに関しては、リースの需要がかなりあります。顧客がリースを好むのは、技術が急速に変化してもアップグレードを続けられるからです。サーバリースの柔軟性も好まれています。

Copyright(C) IDG Japan, Inc. All Rights Reserved.

注目のテーマ